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会社売却というと、中堅以上の会社が対象というイメージがあるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
このケースは、社員2名でメロンパンを移動販売している小さな会社の売却事例になります。
オフィス街などでお昼時に小さなワゴン車でお弁当を販売しているのを見かけたことはありませんか?
こちらの会社はまさにそれです。ただし、ワゴン車を改造して移動店舗で販売しているのは、お弁当ではなくメロンパンになります。
社長はそれまで勤めていた会社を辞めて、一念発起してメロンパンを移動販売をする会社をつくりました。自己資金で足りない分は、銀行から借入してワゴン車を改造、人が集まるところに出向いてメロンパンを販売していました。
立ち上げ当時はメロンパンのブームだったこともあり、ワゴン車1台で1日50万円の売上げがあったこともありました。ところが、ブームの終焉とともに売上げは下降。ワゴン車1台あたりの売上げは、半分以下まで落ち込んでしまいました。
この会社が相談に来たとき、すでに資金繰りに窮した状態になっていました。理由は過剰投資です。
ワゴン車、オーブン、冷凍倉庫など、ブーム時に強気で増やした設備が、その後の売上減少で大きな負担になっていました。赤字に転落して、金融機関への返済が重くのしかかっていた状態です。
悪いことは重なるもので、その状況を徹底的にしたのが、その年のお正月でした。
減り続ける売上げを一気に回復しようと初詣客を狙って、ありったけの仕入れ資金を投入してメロンパンを製造。それを神社の前で売る計画を立てました。ところが、大晦日はまさかの大雪に。
初詣客の出足が鈍ったうえに、ワゴン車が雪で立ち往生してしまい、現地に到着する時間が大幅に遅れてしまい、売上計画が大きく狂ってしまったのです。
このような背景から、会社の売却を決意したものの、すでにメロンパンブームは終わっています。このメロンパンの移動販売会社を買収してメリットのある会社はあるのか?それが問題でした。
スーパーなら食品も扱っているし、メロンパンの販売と組み合わせることで、もしかしたらシナジー効果が期待できるかもしれないと考えて、数件のスーパーを経営している経営者に相談に行きました。
しかし、「事業はわかるけど、メロンパンにそれほどニーズはないし…」と真剣に話を聞いてくれたものの、数日後にある総菜屋さんの経営者を紹介されました。
メロンパンに惣菜?と最初に聞いたときは、どうにもしっくりこなかったのですが、実はこれがぴったりの相性だったのです。
総菜屋さんには、弁当もあれば、中華まんのような商品もあります。メロンパンの単品の販売では、顧客が限定されてしまいますが、取扱商品の幅を広げることで、売上げを伸ばすことが期待できます。
結果的には、この総菜屋さんが出資をして、発行済み株式の過半数を獲得する形での会社売却が成立しました。
このメロンパンの移動販売会社が評価されたのは、すでに「路上販売の商圏を獲得している」ことでした。新規参入となると、お客様を獲得できるか?といったリスクがありますが、この場合、すでに一定の顧客がついているのでリスクを負うことはありません。
また、若干30歳の社長をはじめ、従業員の販売力や体力、熱意なども評価されました。
メロンパンのほかに、弁当や総菜などバラエティに富んだ品ぞろえのワゴン車は、オフィス街を中心に人気となり、たちまち商圏が広がりました。そして、当初の期待どおり、売上げもどんどん順調に伸びていきました。
このメロンパンの移動販売会社のケースは、どんな環境であっても会社売却のチャンスがあることを示す好例ではないでしょうか。
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